もくじ
「これは高いのですか?安いのですか?」「坪いくらぐらいが妥当ですか?」これは私たちがよくお客様に聞かれることです。私たちの答えは「わかりません」です。
見積もり比較のサービスをしているのに何て無責任だ。聞いた意味がない。と思われるかもしれませんが、建設会社出身、設計士もいる私たちからすると「わからない=即答できない」というのが答えです。
見積ドクターのスタッフには45年間建設業に携わっていた者、建設現場経験者、一級建築士、空間デザイナーなどが在籍していますが、そんな私たちですら工場・事務所建設の工事費を安易に高い安いとお話することはできないのです。
見積価格に一番影響がありそうな建物の大きさだけでなく、エリア、用途、土地の条件や状態、設備の種類、時期、建設会社の性質や状況、時代、経済状況など複雑に多くのことが絡み合い建築工事費は決まります。ただ単に建物を小さくする。設備をグレードダウンすればいい。建設会社を変えれば工事費が下がる、というわけではありません。各プロジェクトの概要、背景などを分析しながらコストダウンポイントを探る必要があります。
では、そんなに複雑なのに、一体どうすればコストダウンに向けてスタートが切れるのか。どこに注力するとコストダウンの可能性が高いのか。それを見極めるのは簡単なことでありません。私たち、見積ドクターが経験と実績から導いたコストダウンポイントをこの後細かく解説していきます。